新卒で入社して以来、損保会社に勤めながら、「組織に挟まっている人にコーチングを」と願い、副業でコーチングを行う。
入社して組織を知って以来、波風が立つことを避け、まわりの視線を窺いながらキャリアを重ねる。積み重なるキャリアを横目に、まるで無表情な能面を被るような自分に気づき、「私から会社を引いたら、何が残るんだろう?」と自らに疑問を抱くようになる。
そんな中、偶然、CTI上級コースを受けている会社の先輩から声をかけられ、初めてコーチングを体験する。最初は人間関係の愚痴を話していたはずだったのに、自分が持っている視点が一新したこと、自分の話をしやすくなっていたことに思わず驚く。やがて、自らもコーチングという対話の技術を学ぶようになる。
自らも組織の中で生きる一人。組織では評価判断がつきまとうからこそ、自分の本心をないがしろにせず、本来の自分を生きること。それをクライアントにも自らにも願う。
組織に挟まっている人へ
会社に入って以来、完全燃焼を目指してきたものの、不完全燃焼でくすぶっている感覚がありました。
だって、ずっとコツコツ、愚直にやるしかなかったから。
そして、不満があっても表に出さないと決めていたから。
「自分から会社を引き算したら、空っぽなんじゃないか」
そう怖れていたから、本当は感情で揺れているくせに、
気づけば貼り付いていた「無表情の能面」を、自分から剥がしに行かなかったのです。
しかし、コーチングを受けて、本来の自分の視点を取り戻した今、
かつての私のように、組織の中でもがいている人が本来の自分を取り戻せたらいい。
必ずしもコーチングで大きな決断を目標にしなくていい。
どんなに小さくても、「行動したら違う世界が見えた」という目覚めの体験ができたらいい。
コーチとして、そう願っています。
「愚痴だったはずなのに」
私が初めて受けたコーチングのことを、今でもよく覚えています。
人間関係に悩みを抱えている中、コーチに「何でも話していいよ」と言われて、
いつものように愚痴を話し始めたはずだったのに。
コーチのかかわりによって、自分の話をしやすくなり、気づけば自分の視点がまるで変わっていました。
それは、ずっと押し込めていた「本来の自分」の視点を取り戻した瞬間でした。
私は私でしかないから、無理して背伸びしなくていいと思えるようになった。
自分が感情を出すことに許可を出せるようになって、生きるのが楽になった。
相手の立場に立って、想像できるようになった。
それまで性悪説で生きてきたけど、性善説で生きられるようになった。
私がコーチングを受けて起きた変化を、私のクライアントさんにも体験してもらえたら嬉しいです。
コーチングセッションをご希望の方は、こちらから、本人に直接お問い合わせください。
タグ