モノの関係の神秘に向き合う物理学者のアカデミックキャリアから、
ヒト同士の関係性に可能性を感じて公認会計士に転身し監査法人へ。
コンサルティング/組織開発の現場で対人支援技術の必要性を感じて、
2000年代に当時黎明期だったCo-Activeコーチングと出会うことに。
「人と人との会話に、これだけの可能性があるなんて。。。(これはヤバいぞ)」
本質的な変容が起こる対話の光景を見たことで、元来の好奇心と探究心に火がつき、
Co-Activeコーチングを入口として、さまざまな対人支援手法の学びと実践を深めることに。
現在は弁護士・コーチ・カウンセラーと、様々な帽子を被り分けながらも、
Co-Activeな関係作りを土台に、様々な場面での対人支援を生業としている。
コーチングは、人生を面白くしてくれる何かを創造的に探し出し、
クライアントが世界に仕掛けることを手伝う「共犯的な」関係だと考えている。
詳しくは、この後のコラム(私が考えるコーチングとは)をご覧ください。
壮大で意義深い、カジュアルな平和運動
コーチングという営みは、とても面白い。
自分自身をめぐる様々な物語の地層を創造的に掘り下げていくと、
一人一人、とてもユニークな風景に出会うことになる。
僕はこの活動は、ちょっと民俗学や考古学っぽいと思っているんだけれど、
毎回のセッションを通じて、リアルタイムに人生に影響(インパクト)してもくる。
いや、こんな小難しい話はどうでもいいかな。
壮大で意義深いことに、気負わずカジュアルに取り組めるのが、
コーアクティブ・コーチングにおける会話の素晴らしいところなんだから。
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ところで、この活動を続けて思うようになったことだけど、
現代社会を生きていくことって、それなりに大変な活動だ。
それは文化の一部でもあるのだけれど、社会規範だとか同調圧力だとか、
一人一人が人生を自由に歩んでいくことに対して、制限的に働くいろんな要素がある。
なんせ「自分らしく」とか「あるがまま」とか、
わざわざ言わなきゃいけない時代に僕らは生きている。
だから、そういうものに対する対抗手段はとても大切で、
自分の語りを育てていくことのできるコーチングやカウンセリングは、
個人が力を取り戻す上で、とても意義深いムーブメントだと僕は思っている。
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ちなみに、僕のもう一つの生業である、
弁護士というフィールドでの対人支援もよく似たところがある。
法律の世界の営みは、押しつぶされた個人の声に耳を傾け、
力を取り戻していくことを支えていく活動であり、その戦いの歴史でもある。
その声を無視され続け、力を失っている人がいたとしても、
その人がNCRWな存在であるという前提に立ち、耳を傾ける存在がいれば、
その力を呼び起こすことができるのがCo-Activeなコミュニケーションの力。
なので僕にとっては、コーチングも法律相談も地続きで、
ピースフルでエコロジカルな創造的平和運動だと思っている。
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