自分自身を、素直に生ききる。

私は、日々自然の移ろいに触れることが好きです。

ある時、農作業のお手伝いをさせてもらったときのこと。
本当はレタスを作りたかった畝が雑草だらけになっていたので、もう一度整地する作業をしました。「雑草は、そのままに生きるんですよね。飼っている鶏たちもそうです」

その時私は、「ヒト」を思い出しました。
自分自身のシンプルな想いや願いを、簡単にふたして閉じ込めて、複雑に考えた振りをして、表面的に生きている。
沢山のテクノロジーや情報に、触れられるようになったからこそ、社会が、自分本来を思い出しにくくさせているのかも知れません。

私はコーアクティブに生きる、ということに出会うまではこのことに気づくこともできませんでした。
いろんなこと、何かイケてそうな型にはまれそうなことに手を付けて、ただ手を付けた結果、残ったものは空虚な時間。

「素直に生ききる。」

自分自身の本当の声に耳を傾けることで、心から満喫していい時間を、思う存分感じ切って過ごすことができるようになった。
つらいこと、モヤついていることも、夜の静かな海の音をじっと聴くように、心を据えて向き合えるようになった。
独りでもがき苦しもうとばかりしてたけど、「助けてほしい」と思うことは、誰か周りの人に自然とヘルプできるようになった。

全人類、地球、宇宙が「自分自身を素直に生ききる」
そんな世界創りに、私は身を寄せて生きたい。
すべての細胞たちが、その力をいかんなく発揮して生きていく。
そんな世界を見たい。私の願いです。

どんな素敵な場所に行っても、地元の季節の移り変わりを愛しています。